6月13日(月)午後6時から放送の「KTSライブニュース」にて当院院長インタビューが放映予定です
6月13日(月)午後6時~7時の「KTSライブニュース」内で、当院の取材・院長インタビューが放映予定です。
コロナ後遺症外来に関する内容で、「後遺症外来とは何をするのか?」「どのような症状で受診できるのか?」「コロナ後遺症って治療法がないんじゃないの?」というご質問にお答えしています。
「コロナ後遺症は治療法がないから我慢するしかない」という考えは大きな間違いです!!
後遺症の原因は、ウイルスが直接身体に作用して影響を及ぼすことだけではありません。
例えばウイルス感染後に弱った粘膜へ細菌感染がおこることで発症するのが「副鼻腔炎」、いわゆる「蓄膿症」です。蓄膿症では「頭痛」「頭にもやがかかった間隔」「頭が重い」「匂いがしない」「味がしない」などの症状が起きます。蓄膿症は適切な治療を行うことでしっかり治る病気ですので、早急に耳鼻咽喉科で治療する必要があります。
またコロナ感染症のため自宅療養期間が長かったり、日中横になっている時間が長くなると、運動量が低下して耳の奥にある「三半規管」が障害されて「めまい」や「ふらつき」「ふわふわする感じ」が起きることがあります。これらの症状は「三半規管の障害」=「良性発作性頭位めまい症」によるものであり、この病気は適切なリハビリと生活改善で完治させることができます。
さらに耳鼻咽喉科専門医であれば、「浮遊耳石置換法」=「エプリー法」にてその場で治療することも可能です。
「コロナ後遺症」だからと諦めてはいけません。まずは医療機関に相談してお悩みをお伝えいただき、医師は患者さんと対話することで自身の専門領域にかかわる病気がないかを見極め、専門外の症状であれば「対応可能な専門医を紹介する」ことが使命であると思います。
「困っている患者さんの相談に乗り医療を行う」ことは医師であれば当たり前のことであり、当院院長は当たり前のことを行っているに過ぎません。そのような気持ちでインタビューにお答えした次第です。
どのような内容が放映されるかはわかりませんが、KTSの皆様も「コロナ感染症の後遺症外来について広く県民にお知らせしたい」とのお気持ちを強く持っておられましたので、皆さんのお役に立てる内容であることが期待されます。
よろしければどうぞご覧ください。