気管食道外科(のどの違和感、嚥下障害)
専門医による気管食道外科診療
当院では、日本気管食道科学会が認定する気管食道外科専門医を院長が取得しています。気管食道外科の専門領域は「咽喉頭・気管・食道」に分かれていますが、当院では「咽喉頭」領域を専門にしています。
わかりやすくいうと、いわゆる「ノド」を対象としており、日常生活で重要な「食べ物を食べる(嚥下)」、「声を出す(発声)」などの機能にかかわる病気を診療します。また、いわゆる「クビ」に関しても専門であり、甲状腺やリンパ節に関する診療も行っています。
なお胸部領域(食道など)に関しては診療対象外となりますのでご了承ください。
気になる症状?
ノドは体の中でも特に違和感が出やすい部分です。下記のような症状が続いて気になる場合は、早めに気管食道外科専門医を受診して頂いたほうが安心です。
よくある症状
- ノドの違和感がある
- 食べ物が飲みこみにくい
- 飲みこむときにノドが痛い
- 胸やけがする
- 血痰がでる
- 声がかれている
- 話しているうちにだんだん声が出なくなる
- クビが腫れている
どんな病気がありますか?
気管食道外科(咽喉頭)領域で見られる病気としては、下記のようなものが挙げられます。
よくみられる病気
- 喉頭の病気
声帯ポリープ、声帯結節症、喉頭がん、声帯麻痺、発声障害 - 咽頭の病気
咽頭異物(魚の骨など)、咽頭がん、嚥下障害 - 頚部の病気
甲状腺腫瘍、頚部腫瘍
当院で行っている診察について
当院では様々な医療機器を用いて診療を行っています。CTスキャンなど高度な医療機器を院内に導入することで、なるべく当院で全ての検査ができるような診察環境を目指しています。
咽喉頭内視鏡検査
咽頭や喉頭などの器官は、直接口の中を覗くだけでは詳細な観察が困難です。小さな病気を見逃さず、正確な診断を得るためには内視鏡検査が重要です。
当院では、電子内視鏡システムを用いた咽喉頭内視鏡検査を積極的に行っています。これは鼻から細い管状のカメラを入れる検査で、数分あれば可能なものです。もちろん痛みなどはありませんのでご安心ください。
頸部エコー検査
甲状腺の異常を調べるためには、頸部エコーによる検査が必須です。また首にできたシコリを詳しく調べることも、頸部エコーが得意とする分野です。
当院では頸部エコーを積極的に活用して、頸部の詳しい検査を行っています。
頸部CT検査
頸部エコー検査で、頸部の深いところに異常が疑われる場合、全身型マルチスライスCT装置を用いて頸部CT検査を行います。当院では院内にCT装置がありますので、お待たせすることなく、その場ですぐCT検査を行うことができます。撮影した画像は院長が画像診断を行いますが、必要時には遠隔画像診断システムを利用して放射線科医による画像診断を追加いたします。