耳鼻咽喉科専門誌「JOHNS」に記事掲載
東京医学社から発行されている耳鼻咽喉科医向けの専門誌「JOHNS」、2019年2月号に院長の執筆記事が掲載されました。
JOHNSは編集委員会からのご推薦にて記事執筆を御依頼いただく専門誌です。
今回院長に与えられた記事は、臨床診療における経験や工夫点などを綴る「診療つれづれ」というコーナーでした。当院開業以来の10年間に考えたことをまとめ、「医院経営におけるストレス対策」というタイトルで構成しました。
「ストレス対策」という語句は一見マイナスなイメージも抱きかねません。しかし実は「ストレスのない診療」=「患者さんとの対話、病気の検査、病気の診断に集中する」という、院長が勤務医時代から心掛けてきた「診療に対する姿勢」を表しています。そのためにこれまで構築してきた当院のシステム、人的配置などについて概要を解説しています。
医院経営におけるストレスは多岐に渡り、本記事で挙げたものは紙面の都合上ごく一部です。しかしまずは自分の目指す医療を実現するために環境整備を行い、常に探究心を忘れず診療に没頭することが、経営のストレスを忘れさせる最善策だと常日頃から考えています。
「外来診療を単調な繰り返しととらえず、様々な症状から疾患を見抜く修練の場と考えることで、日々の診療が刺激的となりストレスなど感じなくなる」という境地が私の理想であり、これを常に意識しながら24年間医師として働いてきました。
ちなみにJOHNS、2008年に喉頭マイクロサージェリーの執筆を御依頼頂いたことがあり、勤務医当時を思い出して感慨深いです。。。声帯に発生するパピローマ(乳頭腫)という良性腫瘍に対して、マイクロデブリッダーという電動ドリルを用いた手術を行い術後再発を防ぐ、という趣旨の論文でした。この時は私の論文中の手術写真がJOHNSの表紙として採用され、それもまた良い思い出です。
九州最南端の南薩地方で地域医療に没頭する日々ですが、こうして専門誌から原稿の御依頼を頂けることは非常にありがたいことであり、これからも南さつま市から全国へ向けて情報発信を続けていきたいと思います。
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