MegaRAID SAS 9266-4i を導入
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、現在新しい電子カルテサーバを構築中です。
EPSONの Endeavor PRO5300をベースとして、SSD2台をハードウェアRAIDで制御するシステムを目指しています。
Triple B「新サーバ機を構築」
とりあえずRAID1でWindows7システムが構築できたので、ベンチをとってみました。
対象データとして、Western Digital WD20EARS (2TB SATA300/ 64MBキャッシュ)を提示。SATA 3Gb/s接続。一般的なハードディスクのスピードです。
ここからは、Plextor SSD 512GB PX-512M3Pのデータです。
PRO5300のマザボにSATA 3Gb/sでの接続です。やはりハーディデスクより全然速いです。ただ書き込み速度がPlextor公称の400MB/sを下回っています。
しかしPRO5300はPort0と1がSATA6Gb/sになっているので、こちらにつなぎ変えます。
PRO5300のマザボにSATA 6Gb/sでの接続です。3Gb/sの時よりも書き込み速度が上がっています。メーカー公称「400MB/s以上の書込速度」、まさにその通りです。
つづいて、マザボがサポートするソフトウェアRAIDにてRAID1を組みました。
PRO5300のマザボにSATA6Gb/sでの接続、Intel Rapid Storage Technology(IRST)によるソフトウェアRAID1です。当然ながら読み込み速度は単体と同程度です。書き込み速度が単体より落ちる傾向にあるそうなのですが、そこまで大きな低下は認めません。
ここで、LSI製のハードウェアRAIDカード、MegaRAID SAS 9266-4iの出番です。
MegaRAID SAS 9266-4iによるRAID1構成。。。。RAID1なのに、単体時よりも明らかに速度が上昇しています。。。とくにランダムアクセスに関しては、読み込み速度が約5倍、書き込み速度が約4倍と、恐ろしいほどの高速化を認めます。。。こんな数字、RAID0でもなかなかお目にかかれるものではありません。。。。初めて見ました。
SSDの問題は「読み込み速度は速いが書き込み速度はHDDよりも劣る」ということでしたが、Plextor M3Pに関しては書き込み速度も400MB/s越えで、HDDを完全に凌駕しています。
さらにハードウェアRAIDを導入したことで、単体よりも性能が向上して尚且つRAID1での冗長化による安全性も見込める、という結果になりました。
ハードウェアRAIDとSSDの組み合わせ、ほんとうにもう異次元のスピードです。。。もうHDDには戻れません。。。
このマシン上で電子カルテが稼働すれば、PC操作スピードの向上による「待ち時間の短縮化」も十分狙えると思います。
参考データとして、VAIO SEに搭載されたクワッドSSD(128GBのSSDを4台使用したRAID0システム)のものを提示します。
SSD4台をRAID0で継げて高速化。確かに書き込み速度がとても速いです。。。しかし、MegaRAIDとはもう住む世界が違います。。。
。。。MegaRAID、凄いです!!
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