小児耳鼻咽喉科(中耳炎、副鼻腔炎、子供のいびき)
診療対象疾患
急性中耳炎、滲出性中耳炎、小児副鼻腔炎、急性扁桃炎、アレルギー性鼻炎、小児睡眠時無呼吸症候群
「小児耳鼻咽喉科」とはなかなか馴染みの薄い診療科目かもしれません。私(院長)も数年前まではその詳細を理解していませんでした。欧米では既に確立されている 小児耳鼻咽喉科学ですが、日本でも決して目新しいものではなく、昭和54年に「小児耳鼻咽喉科研究会」として立ち上げられた会が基盤となっています。小児耳鼻咽喉科研究会は平成17年までに通算53回の会を開催していますが 平成18年からは「日本小児耳鼻咽喉科学会」として研究会から学会へと変革を遂げました。小児耳鼻咽喉科学会の歴史については、公式ウェブサイトにて詳細な紹介がなされています。 平成20年には第3回小児耳鼻咽喉科学会が、黒野祐一会長(鹿児島大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授)により鹿児島で開催されています。 私はその第3回大会において、会長指導のもとで事務局長を務めさせていただきました。
この貴重な経験の中で、小児に好発する耳鼻咽喉科疾患である急性中耳炎や副鼻腔炎などの感染症、また近年その低年齢化が問題となっているアレルギー性鼻炎(スギ花粉症など)、さらには小児の発育障害の原因として重要視されている睡眠時無呼吸症候群(いびき)など、小児特有の耳鼻咽喉科疾患について詳しく学ぶ機会を得ました。 この分野で日本の最先端を行く先生方の研究内容を拝見し学んだ結果、今度はその知識を実地臨床の場、すなわち第一線の医療現場で生かすことが必要だと考えました。
私自身、3人のやんちゃな子供の父親であり、また長男の睡眠時無呼吸症候群に対して扁桃摘出術を自ら施行した経験もあります。術後は親として付き添いも行い、主治医でありながら病の子を見守る父親としての立場も経験しました。病院で子供が走り回ったり暴れたりする時の「親としての辛さ」もよくわかっているつもりです。ですので、ただ診療を行うだけでなく、お子さん方のご両親のケアにも気配りをするよう心がけていく、そのような気持ちをいつも大事にしています。
このような理由から、「小児耳鼻咽喉科」を標榜することとしました。
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックは子供達とそのご両親を含めたトータルケアを行う小児耳鼻咽喉科を目指します。