完全個室で診察
ただ今建設中の「ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック」ですが。
建物外観のタイル工事がだいぶ進み、内部も仕切り壁やパネル工事が始まっており、急速に病院らしくなってきています。
自分の診察室も壁仕切りができると、かなり実感がわいてきます。ここに診察台をおいて、ここに座って、とするとここに診察器具が来て。。。脳内診察でシュミレーションしつつ、配置を熟考しています。
ちなみに当院の診察室は全て「完全個室」です!!
「病院の診察室は個室が当たり前」と思われるかもしれませんが、一般内科と異なり耳鼻咽喉科で完全個室というのはかなり珍しかったりします。オープンな空間に診察ユニット、診察イス、鼻吸入ネブライザー機器がならんでいる、というのがトラディショナルなスタイルで、実際自分もそういう現場での仕事が多かったです。
この「完全個室制」については、プライバシー重視はもちろんですが、自分も診察に集中したい、という思いがこめられています。難聴などで意思疎通が難しいとき、どうしても大きな声で診察するのですが、個室だと周りを気にせず大声出せますし。
また騒がしいところでは診断に集中できないこともあります。
もちろん最大の理由は「もし自分が診察されるんだったら、こんな病院がいい」ということでして。
従来のスタイルとだいぶ違うことを目指しているので最初は困難もあるのですが、型にはまったことをするよりは苦労して新しいものを生み出すのもまたよいかと。
「待ち時間を減らすこと」と、「診察時間を充分とること」は反比例の関係で、特に耳鼻咽喉科はそのバランスが非常に難しい科のひとつなのですが、両方の最大公約数を選択しながら「あなただけの空間で最善の医療」を提供したいと、日々アイデアを検討中です。
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