スパイロメーターを院内LANに接続

ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックで導入した呼吸機能検査装置スパイロメーターSP-350COPDですが、データ出力機能があり当院で使用している電子ファイリングシステムRS_Baseにデータ取り込みができます。

出力はRS-232Cで、シリアルケーブルによる接続が必要なのですが、いまどきのPCではシリアル端子など廃止されて久しい状態です。。。

しかし、昔使っていた日立のノートパソコン(PRIUS NOTE 200B5TM)を物置から取り出してくると、見事にシリアル端子が!
これで早速接続してみると、さくっとうまくいきました。。。。8年前のPCが現役に復活です。

さらにその後いろいろ調べてみると、RS232CをLAN経由でPC接続するコンバータがあることがわかりました。
というわけで早速導入してみました。

LCNV-232RX(ラステーム・システムズ製)
lcnv232rx-top.gif

スパイロメーターからデータ出力を行うと、LCNV-232RXがLAN経由でデータ転送、そして受け手側のPCでは仮想シリアルドライバがデータ受信を行います。
このPCでは、RS_Commというアプリがデータを取り込みRS_Baseにデータ登録を行います。これらはすべて自動で行われるので、結果として「スパイロメータでデータ出力ボタンを押すと、RS_Baseにデータが登録される」ことになります。RS_Comm、素晴らしいです!!

RS_Comm(Medical-In製)

しかしセッティングに関して若干ハマってしまったところがあるので、備忘録代わりに記載しておきます。

(1)スパイロとLCNV-232RXの接続はストレートケーブル。

(2)LCNV-232RX、RS_Commのシリアル設定では、どちらも「パリティ:なし」にしておく。

(3)仮想シリアルドライバ設定時には、他ソフトとポート番号がかぶらないようにする。当院では、いびき測定装置の番号とバッティングしていたのに気付かず失敗した。

・・・振り返ればたいしたことないことばかりですが、気づくまでにかなりハマってしまいました。。。

Medical-Inならびにフクダ電子の各担当様のアドバイスでクリアすることが出来ました。感謝です。


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