秋山伸一先生 退任祝賀会
本日は鹿児島大学腫瘍研究施設教授・秋山伸一先生の退任祝賀会に出席しました。
。。。腫瘍研究施設という名称は以前の(自分が研究していた頃の)名称で、正式には鹿児島大学大学院医歯学総合研究科先進治療科学専攻腫瘍学分子腫瘍学という名称です。。。
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックの院長は、いまから14年前、病院勤務と同時に大学院生として研究を行っていました。その時にお世話になったのが秋山伸一先生の主宰されていた腫瘍研究施設(現・分子腫瘍学講座)です。ここで頭頸部がんの予後因子に関する研究、特に秋山先生のご専門である「血管新生因子(チミヂンホスホリラーゼ)とがん増殖の関係」について学びました。
耳鼻咽喉科での臨床を終えて、実験をはじめるのは夜遅くなってからでした。たまの休みは実験室にこもる日々でした。不定期にあらわれる研究生で、研究施設にもご迷惑をおかけしたことと思います。
それでも秋山先生は温かく迎えてくださり、しっかりと指導してくださいました。
研究成果を論文にまとめて、何度も訂正を受けながら、ようやくアメリカ癌学会の公式研究誌であるCANCERに掲載されたときの喜びは今でも忘れません。
投稿した論文の掲載可否の返事がなかなかこなくて、ちょっと下向き気分になっていたとき、アメリカ出張でNIHに滞在されていた秋山先生から電子メールが届き、それは「編集部から論文掲載OKの返事が来ました。大変よい返事でした。」という内容でした。ちょうど奄美大島の大島郡医師会病院に勤務しているときでした。。。。なつかしい思い出です。
祝賀会では、当時研究室でご一緒されていた先生方と久しぶりにお会いしました。皆様お元気そうで、各専門分野で精力的にご活躍されている方ばかりでした。皆様の近況をお伺いして、自分もまた新たなパワーをもらった気がします。
秋山先生はこの4月から、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 寄附講座腫瘍内科学分野の特任教授にご就任され、今後も徳島大学でがん治療の基礎的研究をお続けになられるとのことで、今後ますますのご健勝を祈念申し上げる次第です。
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