当院でのウイルス感染発生件数と鹿児島県の公式発表との比較
新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザウイルス感染症に関して、当院での発生件数を鹿児島県の公式発表と比較しました。
前提条件は下記の通りです。
①鹿児島県の公式発表は、定点医療機関観測(定められた医療機関の報告のみ)に基づいています。
②保健所管轄ごとに統計されており、当院が所属する加世田保健所の報告総数は、南さつま市・南九州市・枕崎市の3市合計です。
③保健所の統計は定点医療機関のみが対象となるため、当院での発生件数は保健所の報告件数には含まれません。
過去5週間の統計値をグラフ化して比較しました。例として7月第2週の数値を提示しています。
【新型コロナウイルス感染症】
3市全体の報告総数:55件
当院単独での発生件数:40件
定点当たりの発生件数:9件
県全体の定点発生件数:19件
(上記のまとめ)
加世田保健所管轄の定点医療機関平均と比較すると4.4倍、県全体の定点医療機関平均と比較すると2.1倍の発生件数です。
【インフルエンザウイルス感染症】
3市全体の報告総数:87件
当院単独での発生件数:53件
定点当たりの発生件数:15件
県全体の定点発生件数:27件
(上記のまとめ)
加世田保健所管轄の定点医療機関平均と比較すると3.5倍、県全体の定点医療機関平均と比較すると2.0倍の発生件数です。
比較の結果、鹿児島県が発表している定点観測の発生件数比率は、当院での発生件数比率と大きな差があることがわかりました。
言い換えると、南薩地域における新型コロナウイルス感染症・インフルエンザウイルス感染症はいずれも、鹿児島県の公式発表以上に感染拡大している危険性が極めて高いと推測されます。
ご来院の患者さんにおかれましては、くれぐれもマスクをご着用の上、お時間に余裕をもってお越しいただけますようお願い申し上げます。
【再掲載】
当院では発熱外来を希望される患者さんは初診・再診に関係なく全て受け入れております(急性腹症や胸部痛など他領域は除く)。
しかし院長一人で診察できる数には限りがあり、1日で200人以上の診察を行うことは困難です。受け入れ可能人数には上限があることをどうぞご理解ください。
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