仕事納め

ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックは、12月28日(月)で2009年の診療を終了いたしました。2008年11月の開業以来、2回目の年越しとなります。

この1年、本当に慌ただしく過ぎていきました。

診療に関しては、アルゴンプラズマ凝固装置を導入してアレルギー性鼻炎の手術治療を開始しました。これについては南薩地域のみならず、鹿児島市方面からもご来院いただき治療させていただくようになりました。

医療設備に関しては、開業当初から導入しているマルチスライスCT、分光内視鏡FICE、鼓膜観察用硬性内視鏡システムはいずれもフル稼働でした。

特に耳用の硬性内視鏡は、小児の診察で大きな武器となりました。1歳未満の乳児でも、内視鏡で鼓膜を詳細に観察することでわずかな炎症も早期診断可能でした。勤務医時代は手術用顕微鏡で観察していましたが、内視鏡の方がより手軽で素早く観察できることがわかりました。
鼓膜写真もリアルタイムにすべて電子カルテに保存されるので、前回診察時との状態比較が非常に簡単です。さらに、保護者の方もモニタで鼓膜写真を見ることができるので、説明しやすくなりました。
親御さんも受診する度に「今日は前回よりも鼓膜の赤みが取れてますね」「中耳炎で鼓膜に開いた穴が前回よりも小さくなってますね」と、時にはこちらが説明するよりも早く感想を述べられたりして、この診療情報の共有こそが「患者さんと二人三脚で医療を行う」ということだと、しみじみ感じて、医師の喜びを心から覚えることが多々ありました。

電子カルテシステムについては、診察室に入力オペレータを一人配置することで、診療の大幅な効率化をはかることが出来ました。カルテ入力、検査・処置等の診療行為入力、処方入力を医師一人で行っていましたが、オペレータがいることで診察行為とPC入力を同時進行することが可能となり、診察待ち時間の短縮もできました。さらにカルテの記載漏れなどをダブルチェックしてより確実にシャットアウトすることも実現出来ました。

臨床研究に関しては、下記の3テーマをまとめて研究会で口演しました。
(1)急性感染症と抗菌薬の選択に関する臨床データ
(2)アレルギー性鼻炎における鼻閉(鼻づまり)の治療に関する検討
(3)分光内視鏡FICEを用いた頭頸部がん早期診断に関する検討

1年間という限られた時間の中で、幾つかテーマを持って診療の向上を目指すことは非常に大事なことだと思っています。しかしまだまだ荒削りな臨床研究であり、今後検討を重ねて論文として報告したいと準備中です。

論文に関しては、「新規クリニックにおける電子カルテ導入」という内容で、専門誌(ITメディカル)の原稿依頼を受けて記事投稿しました。詳細はこちら。
今後も論文発表を続けていくことで、医療の発展に貢献し続けることを目標としていきます。

そして2009年は、がん治療認定医試験に合格して資格を取得できた年でした。耳鼻咽喉科領域のみならず全身の悪性腫瘍について知識を深めることができました。

。。。こうして振り返ると、非常に実りの多い年であったと思います。

2010年は、いきなり正月の休日当番医からスタートですが、新たな到達点を設定してますます頑張っていきたいと思います。


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耳鼻咽喉科・頭頸部外科・気管食道外科・アレルギー科・小児耳鼻咽喉科の診療を行っています。また、アレルギー専門医、がん治療認定医を取得しています。

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ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック

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TEL:0993-53-3387

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