TJカゴシマ2016年7月号に掲載
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック院長は、日本アレルギー学会認定専門医として、アレルギー性鼻炎の診療に力を入れております。
特に、一昨年から日本でも保険診療の適応となった「舌下免疫療法」を診療の柱としております。
春先に皆様を悩ませる「スギ花粉症」ですが、舌下免疫療法にて体質改善を行うことで、根本的な治療を行うことが可能となりました。
「毎日お薬を使用しなければならない」「最低3年以上、できれば5年間は薬を使用し続けなければならない」などの制約はありますが、それでもアレルギー体質自体を改善させることができるというのは、大変大きな利点であるといえます。
この「スギ花粉症に対する舌下免疫療法」に関する記事が、TJカゴシマ2016年7月号に掲載されました。
「鹿児島のドクターに聞く・私たちのこころとからだ」という特集におきまして、「アレルギー性鼻炎(スギ花粉症)に対する舌下免疫療法」というテーマで、当院院長のインタビュー記事が掲載されています。
舌下免疫療法に関する詳細をお話しする前に、アレルギー性鼻炎に関する検査の必要性をまずは解説しています。
スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎を診断するためには、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定することが大切です。自身のアレルゲンを知らずに、ただ漫然と投薬を受けることは避けるべきであり、アレルゲンをしっかり突き止めることで今後の治療方針を立てることができます。無論、舌下免疫療法を行うに当たっては、アレルゲンを検査で特定することが必須の条件となります。
アレルゲンを特定する検査としては、皮膚テスト、誘発試験、採血などが挙げられます。このうち採血に関して、当院では少しでも安全に検査を行う目的に、「ベインビュア」を導入しています。
院長ブログ「Triple B」ー「血管透視装置「ベインビュア」を導入」(2015.11.1)
米国CHRISTIE社製、ベインビュアフレックス。
以下、メーカーによる説明です。
「ベインビュアはパルスオキシメータと非常によく似た無害の近赤外線を使用しています。血液中のヘモグロビンがこの近赤外線を吸収することを利用し、照射範囲にある皮下10mmまでの静脈・瘤・弁または薬剤の流れ、誤穿刺による血腫などの状態を皮膚上にリアルタイムにイメージ画像として投影します。 ベインビュアは、今まで血管へのアクセスが困難だった症例や、リスクの高い薬剤投与時の血管外漏出事故回避に役立ちます。」
この機器をかざすと血管が浮かび上がるので、採血・点滴時のトラブルを回避できるようになる、ということです。既に米国では2,000台以上が臨床の場で導入され、一般診療として普及しています。
舌下免疫療法を導入する前に必要な検査、特に採血を安全に行うための当院における工夫、という点を解説いたしました。その後、舌下免疫療法に関するインタビュー記事へと続きます。
舌下免疫療法に関する詳細につきましては、TJカゴシマ2016年7月号をご覧ください。
インタビューの他、当院設備に関する紹介もありました。
普段見慣れたCTであっても、プロカメラマンが撮影すると、また一段と迫力のある画像となります。。。さすがです!
そして今回、院長が一番感動した写真はこちらです。
当院事務スタッフは、単なる医療事務だけでなく、待合室における患者様のお手伝いをさせて頂く「コンシェルジュ」業務を重要視しております。
そのイメージをプロカメラマンが撮影してくださったのですが、柔らかくてふわっとしたライティング、患者様へ歩み寄るコンシェルジュを中心とした構図。。。組み立て式照明を3台設置して、光の加減を慎重に計算しながら構図を決めるカメラマンを拝見して、プロの手際の良さに感服いたしました。
なんといってもこの写真、まさに院長が理想としている情景でした。。。素晴らしいです!
TJカゴシマ2016年7月号、鹿児島県内のコンビニ、書店で絶賛発売中です。よろしければぜひご一読ください。
なお上記の画像に関しては、TJカゴシマ編集部様のご厚意によりまして、当院ブログでの掲載をご快諾頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
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