スタッフとのお別れ
自分が医者になって今年で14年目、その多くの時間を現在の職場で過ごしてきました。大学病院は医師の入れ替わりが多いところなのですが、丸12年間同じ病棟で働いてきたのはかなり稀な方だと思います。その間、病棟の看護スタッフは配置換えなどで入れ替わりが結構あり、自分が研修医のときに働いていたスタッフは今では殆ど他の部署に異動になっています。
今日は看護師さん方が自分の送別会をしてくださるということで行って来ました。参加者は一切内緒ということで会場にいってみると、なんと1年目のときに働いていたスタッフから最近まで一緒だった方までずらりと勢揃い。さらに研修医のときからの指導医である先輩もわざわざお越し頂き、極めつけは歴代病棟師長の御二方までお見えになりました。。。。感激でした。
気がつけばこの集まりの中で自分が最若手であり、なんだか研修医時代に戻った気がして、本当にいろんなことを思い出しました。。。研修医時代に怒られてばっかりでへこんでいたこと、でも仕事のあとで飲み会で励ましてもらったこと、そして怒られてばかりだった先輩からはじめて誉められて、手術中に思わず涙が出てしまったこと。。。医者として最も重要な下積み時代に最高の指導医に出会えたこと、そして温かい看護スタッフの方々に支えてもらったこと。
ここに来てくださった方の一部は、自分が新入医局員のときに歓迎会をしてくださった方々であり、それがこうして送別会まで見守ってくださったこと、とてもうれしかったです。
そして、病棟では一緒に働くことがなく、これまで面識のなかったスタッフ同士も、この会を通して新たに交流されているのを拝見して、自分は本当にいい先輩・いい同僚に囲まれていたのだと、改めて幸せを感じました。
このままずっと続いて欲しい、ホントに心からそう願うひとときでした。
この日のことを覚えている限り、どんなことも乗り越えていけそうです。
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