マルチスライスＣＴのメンテナンス
2016/09/04
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、開院当初から全身型マルチスライスCT「GE ProSpeed II Eco Version」を導入しています。
開院した2008年から現在まで8年近く、月平均40件の撮影を行っております。これまで大きなトラブルもなく、順調に稼働しておりました。
GE ProSpeed II Eco Version
しかし先日、撮影中にガントリーから異音が発生したため、すぐにメンテナンスを行いました。
普段はなかなか見ることのできない内部構造。
一通りチェックを行った結果、幸いにも明らかな異常は認められませんでした。
カバーを外した状態でしばらく動作チェックを行い、異音の有無を調べてもらいました。この時初めて、ガントリーが回っている状態を見ることができましたので、動画撮影してみました。
CTの中って、こんな感じで動いているんですね！なんか凄いです！！
メンテナンス後は異音も発生することなく、再び順調に稼働しています。。。高額な機器なので、問題がなかったことでまずは一安心です。
当院の診療において、マルチスライスCTでの画像診断はもはや必要不可欠であり、CT撮影が即座に診療所で行えることは、当院が全国に誇るべき利点であると考えられます。CTによる診断がなければ解決しなかった症例は、数え切れないほどたくさん経験してきました。
当院では今後も、マルチスライスCTのみならず、電子内視鏡システム、血流ドップラー付超音波診断装置、さらにメマイに対する精密診断機器であるビデオ式眼振計測装置「VNG」を活用しつつ、診断技術にますます磨きをかけていく所存です。
ゼロシーセブン社「VNG」によるメマイの専門的診断。
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