がん治療認定医・資格取得
以前のブログで「がん治療認定医 試験合格」と書かせてもらいました。その後書類審査の結果を待っていたのですが、先日めでたく「がん治療認定医」資格取得の連絡がありました。
がん治療認定医とは、日本がん治療認定医機構が定める資格であり、認定医の定義は以下の通りとなっております。
「認定医は,がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識およびその実践を支える基本的技術に習熟し,医療倫理に基づいたがん治療を実践する優れた医師である。したがって、がん治療認定医の資格認定に関しては,以下の要件を求めるものとする。
* がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせる。
* 外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,その標準的治療に対し、指導医・専門医との連携のもとに適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識,医療経験を有する。
* 外科治療,薬物療法,放射線療法など各々の専門領域において,先端医療(臨床開発研究)の内容が理解できる。 」
今回の資格取得にあたって、頭頚部癌以外の全臓器におけるがん治療を臨床セミナーなどで学びました。このことは、専門である頭頚部がん診療のスキルアップに大きく役立つものと考えております。
医師一人のクリニックでどこまでがん治療にかかわることができるのか、と考えたときに、「がんの早期診断」こそが自分の果たすべき役目であると思い、日々の診療にいそしんでいます。ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックは新規開院から今日で5ヶ月経過しますが、これからますます診療のレベルアップを続けていきたいと思います。
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