母校の学校健診
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、南さつま市教育委員会からの委託で小・中学校あわせて9校の学校医(耳鼻咽喉科)を担当させてもらっています。
学校医の大切な業務のひとつに学校健診があり、5月末から6月末まで毎週木曜日はこの健診を行うために南さつま市内を行ったり来たり車で走り回っています。。。。
本日は、自分の出身中学校の学校健診を行いました。
こことはべつに出身小学校の健診も行っているのですが、小学校は自分が卒業後に移転していたので足を踏み入れても「別な学校」という感じでした。しかし中学校は通学していたときと同じ場所にあり、中に入るのにちょっと緊張しました。。。実は卒業以来初めて母校に足を踏み入れたのですが、24年ぶりの学校は増築などの影響もあってか、自分の記憶にあるものとはまったく異なっておりました。。。学生さんたちを診察しながら、じぶんが学生の時にはまさか自分がこうして医師としてここに帰ってくるなどとは思いもしなかったことを考えて、とても不思議な気分でした。
診察後に校長室でお茶をいただきましたが、歴代校長の写真の中に、自分のときの校長先生の写真が飾られているのを見つけて妙にうれしくなりました。
いままではとにかく前に進むことに必死で、中学時代の自分のことなど全く振り返ったこともなかったのですが、こうして母校を訪れることで、今までの人生をいろいろと振り返って考えさせられました。
大学で勤務医として働き、アメリカで研究を行い、そして開業医として地元に帰ってきて、いまは自分のクリニックを立ち上げることで精一杯なのですが、たまにはこうして昔を思い出し、気持ちを新たにしてまた全力で進んでいくことも大事なのだと思いました。
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