第25回日本アレルギー学会総会へ出席しました
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、日本アレルギー学会認定専門医として、スギ花粉症に代表されるアレルギー性鼻炎の診療を専門的に行っています。
実はアレルギー専門医試験では、耳鼻咽喉科領域のみならず、気管支喘息やアトピー性皮膚炎など、他科領域のアレルギー疾患についても総論的知識を持っていることが試されました。そのため、全領域を網羅した臨床セミナーを受講して勉強することが受験資格に含まれていました。
そして、これからのアレルギー診療では「総合アレルギー医」として、全てのアレルギー疾患に関して基本的診療を行うことが理想とされています。
そのため、今回開催された第25回日本アレルギー学会総会では「総合アレルギー医育成コース」というセミナーがあり、他科領域のアレルギー疾患について学ぶ機会が設けられました。
というわけで、横浜で開催された第25回日本アレルギー学会総会へ出席してきました。
午前7時30分発のソラシドエア―にて出発です。ちょっと朝が早かったですね。。。
会場はパシフィコ横浜でした。横浜で開催される各種学会、いつもここです。。。1996年の日本癌学会で初めて訪れて以来、もう数えきれないぐらい来場している御馴染みの場所です。
総合アレルギー医育成コースでは、喘息の診断学、小児喘息および成人喘息における発作時の対応、さらにアナフィラキシーショック時の対応などを学びました。特に、「小児科ではないアレルギー専門医でもここまでは対応が望まれる」「呼吸器内科医ではないアレルギー専門医に必要な医療技術」など、一番学びたかったことがセミナーの中心的話題となっていて、非常に有意義な講習を受けることができました。
エピペン講習会では、食物アレルギーにおけるアナフィラキシーショック時の対応を中心に、その適応と実際の使用方法について学びました。
短い学会参加日程でしたが、非常に濃厚な研修を受けることができて、有意義な経験を得ました。
何気なく読んでいたのですが。。。
なんと、当クリニックと同じ地元・南さつま市加世田の企業「エルム」さんが掲載されていました!
エルムさんといえば自分が小学生のころから加世田にある企業で、いろんな発明をして特許を取得しているということは知っていました。しかし記事によれば「CDやDVDなどの研磨・修復を行う「光ディスク修復装置(自動機)」の売り上げでは、実に世界シェアの約九割を独占」だそうです。。。凄いです、九州南端の加世田にありながら、世界を席巻するそのパワーに圧倒されました!
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックも、地域医療への貢献のみにとどまらず、臨床研究の成果を上げて学術論文をまとめ、地元加世田から日本中へ、さらには世界中へ情報発信することを続けていかなければならない、と改めて気を引き締める思いでした。
【関連リンク】
日本アレルギー学会(http://www.jsaweb.jp/)
株式会社エルム(http://www.elm.jp/)
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