【ご案内】コロナ後遺症外来について
2022/05/18
当院では新型コロナウイルス感染症の後遺症でお悩みの患者さんを対象に、コロナ後遺症外来を行っております。
対象となる方
当院のコロナ後遺症外来では、新型コロナウイルス感染症を発症して2週間以上経過した方で、「感覚器症状」が持続する方を対象としております。
【コロナ後遺症の「感覚器症状」とは】
- 嗅覚障害(匂いの低下)
- 味覚障害(味の低下)
- めまい・ふらつき
なお厚生労働省が定める「代表的な罹患後症状(後遺症)」は下記の通りです(厚労省マニュアルより抜粋)。
- 全身症状(倦怠感、関節痛、筋肉痛)
- 呼吸器症状(咳、喀痰、息切れ、胸痛)
- 精神・神経症状(記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ)
- 感覚器症状(嗅覚障害、味覚障害、めまい)
- その他の症状(動悸、下痢、腹痛)
当院では上記の中で「感覚器症状」のみを対象としております。
他の症状については対象外ですので予めご了承ください。
嗅覚・味覚障害の診療方法
厚生労働省が発行する「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」及び「(別冊)罹患後症状のマネジメント」に従って診療を行っております。主な診療内容は下記の通りです。
- 匂い紙付き問診票を用いた嗅覚障害に関する問診
- 鼻内視鏡による「匂いの通り道」(嗅裂)の検査
- マルチスライスCTによる鼻副鼻腔の画像診断
- 静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)による嗅覚検査
- 血中亜鉛濃度の測定
- 日本アロマセラピー学会認定医による嗅覚トレーニングの指導
めまいに関する診療方法
当院では日本めまい平衡医学会認定めまい相談医が専門的めまい診療を行っております。主な診療内容は下記の通りです。
- めまいに関する詳細な問診
- 重心動揺計及びラバー負荷試験による平衡感覚の測定
- ビデオカメラ下眼振図検査(VOG)による眼振(めまい)の測定
- ビデオヘッドインパルス検査(vHIT)による前庭神経障害の診断
- 純音聴力検査による蝸牛障害の診断
- 浮遊耳石置換法(Eply法)によるめまい治療
- めまい相談医による在宅リハビリ療法の指導
当院でのめまい診療に関しては当院公式ウェブサイトでもご紹介しております。詳しくは→こちら。
コロナ後遺症外来の受診について
コロナ後遺症外来は通常の外来で行っております。受診をご希望の際は、診療予約システムでの順番予約をお勧めします。
初めて当院を受診される方は、まず当院受付までお越しください(初受診での予約は行っておりません)。
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