当院記事が専門誌「美蕾」に掲載されました
千寿製薬さんが耳鼻咽喉科専門医向けに発行している「美蕾(みらい)」という専門誌があります。年4回発行されている季刊誌であり、全国の耳鼻咽喉科専門医ならびに耳鼻咽喉科医院・病院へ配布されています。
先日発行された美蕾・第114号(2014年夏号)に、当院の記事が掲載されました。
当院の記事は「臨床最前線」というコーナーで掲載されており、全国の耳鼻咽喉科開業医の中から1施設が選ばれて、医院の現況および展望を紹介するという趣旨です。
鹿児島県の地方都市である南さつま市で開業して6年目、まだまだ駆け出しの立場でありながら、このような機会を頂けましたことに深く感謝しております。
編集部の方から原稿依頼を頂いたときには、地域医療における当院での取り組みがわずかばかりでも評価されたものと考え、大変喜ばしい一方、注目されていることに身が引き締まる思いでした。
巻頭では東邦大学名誉教授の大越俊夫先生がご挨拶なさっておられます。大越先生には平成20年に鹿児島で開催された日本医用エアロゾル研究会の学会事務局、また平成21年に名古屋で開催された同研究会シンポジウムでの講演等で大変お世話になった経緯があり、当時のことを大変懐かしく思い出しました。
その他の先生方いずれも著明な方々ばかりであり、この中に名を連ねることができたのは大変光栄なことです。
タイトルは「頭頸部がんの早期診断を診療の軸に」、サブタイトルは「機器の充足、システムの構築で高水準の医療を提供」となっております。
勤務医時代には頭頸部がんの手術を専門としていましたが、「がんの早期診断・早期発見を行うことで、患者さんへの負担が少なく更に効果的な治療を選択できるようになる」と考えるようになり、その想いから開業して地域医療の最前線に飛び込むことになりました。このような経緯を最初に述べています。
頭頸部がんの早期診断を目指すためには、それまで勤務していた病院と同等さらにはそれ以上の医療機器を揃える必要があり、出来る限りの設備投資をしたことが次に述べられています。
耳鼻咽喉科開業医としては珍しい、全身型マルチスライスCTを導入したのも「頭頸部がんの早期診断」を目指してのことでした。ただ実際運用してみますと、がん診療以外でもマルチスライスCTが活躍する場面は多くみられます。
顔面骨折、外傷性耳小骨離断、急性副鼻腔炎、魚骨などの異物誤飲、さらには肺炎や肺気腫など呼吸器疾患、挙げればきりがありません。さらに当院で導入している「遠隔画像診断システム」は、撮影画像をインターネットで転送して放射線科専門医の読影レポートをリアルタイムに得ることが可能です。これらシステムの整備に関しても述べてあります。
また2012年から導入して御好評をいただいて「診療予約システム」に関しても記載しています。情報通信コンサルティング株式会社によるオンライン診療予約システムは非常に効果的であり、患者さんの院内滞在時間を有意に短縮することができました。
今回のテーマ「臨床最前線」は、これまでの当院でやってきたことを振り返るいい機会となりました。まだまだ改善すべき点もあり、さらに診療内容を向上させる努力を怠らぬようにすべきであることを再認識致しました。
このような機会を与えてくださった美蕾編集部様に、心から感謝しております。
また今後も、鹿児島県南さつま市から全国へ、さらには世界へ情報発信することを目標に頑張っていきたいと思います。
先生、今日はありがとうございました^ ^ また、ガンダムの話しを、ゆっくりしましょう
御来院いただきましてありがとうございます。また今後ともよろしくお願いいたします。