めまい講習会を受講しました
ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、7月9日(木)から11日(土)を臨時休診とさせて頂きました。院長が「めまい講習会」に参加するためです。
正式には、日本めまい平衡医学会主催の「第32回日本めまい平衡医学会医師講習会」という講習会です。埼玉医科大学神経耳科学が事務局となり、さいたま市大宮で開催されました。
めまいに関連する解剖学、生理学などの基礎的講義をはじめとして、神経耳科学分野の病態生理、臨床診断の講義が続きます。
いずれも日本を代表する、神経耳科学の権威であられる先生方が、自ら講義をなさいました。NHK「ためしてガッテン」で、めまいに関する御講演をなさった先生方もおられました。
さらに、生命予後にも関係する中枢性めまい、特に脳卒中の診断学など、耳鼻咽喉科領域を超えて神経内科学分野の講義も受講しました。
脳卒中に関しては、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター神経内科の城倉健先生による講義でした。
また講義の他に、平衡機能検査の実習もありました。
眼球運動をCCDカメラで記録し、コンピュータで解析して眼振(眼の揺れ)を測定するビデオ眼振図(VOG)、体の揺れを測定して眩暈の原因を判定する重心動揺計検査、さらには最新のVEMP(前庭誘発筋電位)検査など、各種検査の方法を学びました。
なおこれら最新の検査機器の中で、ビデオ眼振図と、重心動揺計(ラバー負荷検査機能付き)は、既に当院で導入・活用している検査機器です。
このことから、当院の平衡機能検査に関しては、全国の専門医療機関レベルの水準をクリアしていることを再認識いたしました。
朝から夜まで、講義と実習の反復で、「めまい」医学を非常に深く堪能致しました。。。さらに、宿に戻ったらその日の復習と翌日の予習、、、完全に「めまい予備校」状態でした。
「めまい」漬けの3日間でしたが、最終日の講義が終わりますと、無事に「修了証」を授与されました。
しかしその後、本講習会における最大の山場である「修了試験」が実施されました。
30問のマークシート方式、いずれもかなりの難問でした。。。(汗)
娘が作ってくれた「おまもり」、果たして守ってくれましたでしょうか。。。試験結果は後日郵送とのことでした。
いつも当院へご来院頂く患者様におかれましては、金・土の連続休診にて大変ご迷惑をおかけいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。
しかしながら、日本のめまい診療におけるトップの先生方から直接御指導いただき、当院のめまい診療は確実にレベルアップしたことをここにご報告させて頂きます。
この講習会で学んだ最新の医療技術を用いて、地域におけるめまい診療をさらに充実させていく所存です。
。。。久しぶりのマークシート試験、塗りつぶすのは結構大変でした。。。でもこんな緊張感、たまには必要かもしれません!
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