新型コロナ感染症とスギ花粉症の違いは?
新型コロナ感染症とスギ花粉症の違いはどうやって判断すればよいでしょうか?
新型コロナウイルス感染症、特にオミクロン株に感染した場合の症状は、鼻水が73%、くしゃみが60%、さらに過半数で倦怠感を自覚すると報告されています。
一方、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、嗅覚障害、倦怠感といった症状はスギ花粉症でも特徴的な症状であり、これらはオミクロン株と共通の症状です。さらに咳が続くのも両疾患でみられる症状です。花粉症の症状があると、ご自身がウイルスに感染しているかわかりにくくなってしまいます。
スギ花粉症では目のかゆみが非常に出やすいですが、オミクロン株では目のかゆみはありません。またスギ花粉症では発熱しても37.5度以下の微熱ですが、オミクロン株では37.5度以上の高熱が出やすいです。
スギ花粉症の治療は花粉が飛ぶ直前から治療薬を飲み始める「初期療法」が大切です。早期に治療を開始して内服を続けると、花粉症症状を予防することができます。
花粉が大量に飛んでから治療薬を開始すると、お薬の効果が出るまで時間がかかってしまいます。
スギ花粉症の治療薬(抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻ステロイド)を使用していても症状が改善しない場合、目の症状がない場合、そして37.5度以上の発熱がある場合は、新型コロナウイルス感染症の可能性が否定できません。。。
このような場合、まずは当院へお電話ください。当院発熱外来にて「ID NOW」を用いたウイルス遺伝子検査を行って診断します。「ID NOW」はPCRと同様の検査ですが、13分で結果が出るので迅速な対応が可能です。
スギ花粉の大量飛散前に、早目の治療を受けることをお勧めします。
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